太陽光発電所のケーブル盗難対策に
AI防犯カメラを設置
太陽光発電所のケーブル泥棒が全国で多発し、お客様からのご相談の連絡が殺到しています。
ケーブルが盗まれると復旧までに長い時間がかかり、売電することができなくなる期間分の損失が出ます。
太陽光発電所向けに開発したAI検知システムをどのように設置しどのように運用していただいているかを、浜松市の事例を基にわかりやすくご説明させていただきます。
太陽光発電所に防犯カメラ設置の背景
今回は静岡県浜松市内の太陽光発電所に防犯カメラを設置させていただきました。
太陽光発電所でケーブルの盗難が相次いでいることから、被害に遭う前に対策をしたいとのことで弊社にお問い合わせいただきました。
発電所の出入口に向けて1台、発電所周辺監視のために外周に2台の計3台の設置することになりました。
こちらの太陽光発電所は山間部に位置し、夕方以降になると人通りはぐんと減ります。街灯も少ないため、侵入者に気付かず盗難被害に遭うリスクが高い場所でした。
お客様のご要望をお聞きし、適切なプランと防犯カメラをご提案させていただきました。
お客様のご要望
- 夜間の防犯対策をしっかりしたい
- 万一の際にいち早く対応できるようにしたい
浜松市太陽光発電所での工事内容
- 赤外線照射機能付きの防犯カメラを採用
- 侵入者を検知して通知するAI人検知システムを導入
- 防犯カメラはレンタルでご契約
お客様が最も心配されていた夜間の防犯対策は、赤外線照射機能付きのカメラを採用。周辺が真っ暗な状態でも白黒で鮮明な映像を撮影でき、侵入者の特徴を捉えることが可能です。
また特に警戒したいエリアを指定していただき、エリア内の侵入者を検知してスマホに通知するAI人検知もご利用いただいております。
防犯カメラが人を検知し、リアルタイムで通知を送るため侵入者へ素早い対応ができます。
施工写真
施工は朝9時からスタートし、夕方には完了、1日で終わらせました。人数は営業担当と合わせて3名で入っています。
幸い、雨が降ることなく、予備日を使わずに工事を完了することができました。
山中につきお手洗いがないため、度々、近所のコンビニに休憩を取りながら進め、工事を完了。
いい空気を吸いながら気持ちよく仕事をさせていただきました。
ポールを建柱作業中の様子
防犯カメラを高い位置に設置することで広範囲で人検知ができます。
太陽光発電所の出入口に設置した防犯カメラ
敷地内に侵入したケーブル泥棒をAIが検知し、スマホに通知します。
太陽光発電所の外周に設置した防犯カメラ。
赤外線照射機能付きのカメラで、暗くなっても発電所周辺の様子をしっかり撮影できます。
ポールの建柱工事も行っております
トリニティーでは、太陽光発電所への防犯カメラ設置実績も豊富で、多くのお客様にAIカメラをご利用いただいています。
AIカメラの高精度な人検知を最大限に活かすためは、カメラの角度と、撮影したい被写体との距離感が重要です。
ポールを建てAIの検知範囲を広げることで、防犯効果を高めることができます。
今回は、太陽光パネルの架台にポールを抱き合わせ固定しました。
今回設置した防犯カメラ
TR-IP8510 500万画素バレットカメラ
TR-IP8510は500万画素の高画質な赤外線照射機能付きの防犯カメラです。
赤外線を照射することで、明かりがない場所でもきれいな映像を撮影できます。
また、500万画素の高画質カメラなので侵入者の特徴をしっかり捉え、AI人検知のリアルタイム通知と併用することで、より高い防犯効果を発揮することが可能です。
ケーブル泥棒をAIカメラで撃退
年々増加する太陽光発電所の盗難被害
太陽光発電所での銅線ケーブルの盗難は年々増加傾向にあり、2023年には被害が過去最多になりました。(参考:太陽光発電所 金属盗難3倍)
太陽光発電所は無人であることが多く、盗難被害に遭った場合でも遅れて被害に気付くことがほとんどです。
防犯カメラを設置することで侵入されにくい環境をつくり、もし被害に遭ってしまったとしても防犯カメラの映像が証拠となり、犯人逮捕に役立ちます。
ケーブル泥棒は何分で盗んでいくのか?
ケーブル泥棒は一体何分ぐらいでケーブルを盗んでいくのでしょうか。
一般的に一軒家の空き巣の場合、5分が相場とされています。ケーブル泥棒も下見を済ませていれば5分から10分程度で数十キロのケーブルを盗めると予測できます。
ケーブル泥棒の侵入をすぐに警察に通報することができれば、被害を防ぐことも可能です。
AIカメラでケーブルの盗難を未然に防ぐ
ケーブル泥棒も敷地に入らずに盗みを働くことはできません。歩いてやってくることもありません。ケーブルカッターを持たずに泥棒することもできません。
ケーブル泥棒は必ず「車」で来て「敷地内」に入って「ケーブルをカット」します。そしてそれを車に乗せます。これらの一連の動作の一部をAIで検知させることでケーブル泥棒を数秒のうちに通報することができます。
トリニティーのAI人検知システムは侵入者を検知し、スマホに通知をするので侵入者に即座に対応することができます。事件発生後の証拠としてだけではなく、未然に事件に発展する可能性を抑制することが可能です。
トリニティーのAI人検知システム
侵入者の検知に特化したトリニティーのAIシステム
トリニティーのAI人検知システムは、防犯カメラが「警戒エリア」に侵入した人物を認識すると、侵入現場の写真がスマホに通知される仕組みです。これまでの動体検知や熱検知と違い、AIが人であるかどうか見極めるため、限りなく誤検知を減らしお客様へ正確な情報を提供することが可能です。
従来の防犯カメラシステム同様、撮影した映像はレコーダーなどの記録媒体に保存されます。そのため後から映像を見返すこともできるので、被害に遭ってしまった際の証拠映像としての役割も果たすことができます。
また既存の防犯カメラシステムに後付けもできますので、新たな配線工事は必要なく、低コストでご利用いただけるのも特徴です。
多くの太陽光発電所でAI人検知システムをご利用いただいておりますが、工場や倉庫、介護施設や別荘など、様々なシーンで活用いただける防犯カメラシステムです。
工事不要で屋外に設置できるAIカメラも
発電所の一部の敷地を撮影したい場合や、防犯対策をお急ぎのお客様には工事不要のコンセントを挿すだけでご利用いただける「みはるっくコネクト」がおすすめです。
通常の防犯カメラ設置工事のような配線は不要で、お客様でポールなどに簡単に設置ができます。
初期費用0円のレンタルで防犯カメラシステムを導入でき、オプションでAI人検知システムをご利用いただくことが可能です。
複数の場所を監視したい際には防犯カメラ設置工事をおすすめいたしますが、限られた範囲での撮影は「みはるっくコネクト」で対応が十分可能です。
レンタルで発電所に防犯カメラを設置できる
弊社では防犯カメラのレンタル、一括買取、リースの3種類のプランをご用意しております。
レンタルプランは初期費用無料、月々定額で防犯カメラをご利用いただけるサービスです。また、故障時の保障など手厚いメンテナンスでサポートさせていただきますので、長期間安心して防犯カメラをご利用していただけます。
AI人検知システムもレンタルプランのオプションとして利用でき、高精度な人検知を低コストで導入可能で、法人、個人問わず多くのお客様にご利用いただいているサービスです。
太陽光発電所でのケーブル泥棒対策 まとめ
太陽光発電所のケーブル窃盗は、泥棒にとってローリスク・ハイリターンです。誰もいない場所から盗みを働くことがローリスク、銅線の価格が高騰しているのでハイリターンとなるわけです。
銅の高騰は私達ではコントロールできません。しかしAIカメラを設置することで、「誰もいない場所」を「誰もいないけれど侵入者があればすぐに分かる場所」にすることはできます。泥棒にとって侵入すること自体がハイリスクになるような環境づくりが、被害に遭わないための第一歩となります。
弊社では、数年前にケーブル泥棒の被害に遭われたお客様と現地の様子を伺い、その惨状を目の当たりにしたところからAIの開発を進め、今では多くのお客様にご利用いただいています。
ただ撮影するだけでなく、しっかりと抑止し、被害に遭った際は窃盗犯の逮捕に繋げる、AI防犯カメラをぜひご検討ください。