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サクサUTM

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SAXA UTM(サクサUTM)の特徴と選び方
SS7000Ⅲの評判・価格・メリットデメリットを解説

SAXA UTM(SS7000Ⅲ)を初期費用0円・月額制で導入

ランサムウェア被害や情報漏洩のニュースは、大企業だけの話ではありません。
取引先経由で狙われる中小企業も増えており、ネットワークの出入口の対策は欠かせなくなっています。

株式会社トライゲートでは、サクサのUTMを初期費用0円・月額制でご提供しています。
機種選びから設置、導入後の運用サポートまでまとめてお任せいただけます。

こんな企業におすすめです

  • UTMのライセンス期限が近い、またはすでに切れている
  • リース契約の満了を機に、機器の入れ替えを検討している
  • これからサイバーセキュリティ対策を始めたい

UTMの導入や切り替えについてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

ここからは、サクサUTMの特徴やSS7000Ⅲの価格、メリット・デメリット、選び方を詳しく解説します。

無料相談はこちら

SAXA UTM(サクサUTM)とは|サクサが提供する中小企業向けUTM

SAXA UTM(サクサUTM)とは、サクサ株式会社が提供する中小企業向けのUTM(統合脅威管理)機器です。

社内ネットワークとインターネットの間に設置し、Webフィルタリング、アンチウイルス、迷惑メールブロック、不正侵入の検知・防止を1台で行います。

現行モデルはSS7000Ⅲで、パソコンの同時接続の推奨台数が15台のStdと、60台のProがあります。

UTM(統合脅威管理)とは

UTMは「Unified Threat Management」の略で、日本語では「統合脅威管理」といいます。
ファイアウォールやアンチウイルスなど、複数のセキュリティ機能を1台にまとめた機器です。

本来は機能ごとに別々の機器やソフトが必要ですが、UTMなら1台で管理できます。
そのため、情報システムの専任者がいない中小企業でも導入しやすいのが特徴です。

サクサUTMの特徴

サクサのUTMは、国産メーカーの製品で、セキュリティ機能に加えて導入後のサービスが付帯している点が特徴です。

サクサのUTMの主な特徴

  • サクサのコールセンターによるリモート保守
  • PCウイルス駆除サービス
  • サイバー保険(SS7000Ⅲは最大100万円)
  • 動作状況をブラウザで確認できる見える化サイト

各サービスの詳細は「サクサUTMのメリット」で解説します。

SAXA UTM SS7000Ⅲのスペック|Std・Pro・α2の違い

現行のSS7000Ⅲは、StdとProの2タイプに、ESETなどを同梱したα2モデルを加えたモデルです。
ここでは、サクサ公式が公表している数値をもとに、スペックの違いを整理します。

数値はすべてサクサの公表値で、実際の通信環境での速度を示すものではありません。

この章で解説すること

  • StdとProの違い
  • スループットとポート
  • α2モデルの内容
  • サクサUTMの購入手順

SS7000ⅢのStd・Proの違い

StdとProは、同じ機能を持ちながら、想定する接続台数と無線LANの有無が異なります。

SS7000ⅢのStdとProの比較

項目 Std Pro
PC同時接続の推奨台数 15台 60台
無線LAN なし あり(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)
最大消費電力 20W 23W
質量 約2.1kg 約2.2kg
本体寸法 約292×43×178mm(突起物とアンテナを除く)

Proは台数が多い環境に加え、本体で無線LANを使えるのが違いです。

台数と無線LANの要否が、選ぶ際の主な判断軸になります。

スループットとポート

「スループット」とは、その機器が1秒間にどれだけのデータ量を処理できるかという「通信の処理能力」の目安です。
数値が大きいほど、一度にたくさんのデータをスムーズにさばけます。

SS7000Ⅲのスループット

  • ファイアウォール: 3.00Gbps(通信の通過・遮断を判断する基本機能)
  • IPS: 1.36Gbps(不正な侵入を検知・遮断する機能)
  • アンチウイルス: 700Mbps(ウイルスを検知・除去する機能)

ポート

  • WAN: 1ポート(インターネット側との接続用)
  • LAN: 7ポート(社内ネットワーク用。うち1つはメンテナンス専用)
  • USB3.0: 1ポート
出典:サクサ「UTM(統合脅威管理アプライアンス)SS7000Ⅲ」

UTMは、1台の機器で「ファイアウォール」や「アンチウイルス」など、複数のセキュリティ機能を同時に動かして通信をチェックしています。

そのため、すべての機能を活用して通信を厳重に守ろうとすると、データの処理に時間がかかり、実際の通信速度が上記の公表値よりも遅くなる場合があるため要注意です。

α2モデルはESET(エンドポイントセキュリティ)とリモートコネクト付き

SS7000Ⅲには、Std・Proそれぞれに「α2」モデルが用意されています。

α2は、パソコンなどを守るESETと、社外から安全に社内へつなぐリモートコネクトを同梱したモデルです。

α2モデルの内容

項目 Std(α2) Pro(α2)
ESETのライセンス数 15 30
リモートコネクトのユーザーライセンス 15 30
リモートコネクトの同時接続数 10 20

社外で使うノートパソコンも守りたい場合は、α2を検討すると選びやすくなります。
なお、α2以外のモデルでも、ESETとリモートコネクトはオプションとして追加できます。

サクサUTMの購入手順

サクサUTMはメーカー直販を行っていないため、販売店経由で購入することになります。

購入までの流れ

  1. 取扱販売店に相談する
  2. 設置環境の確認(現地調査)を受ける
  3. 見積りを取り、契約する

実際の価格や保守の内容は、販売店ごとに見積りで確認しましょう。

サクサUTMのメリット

サクサUTMを導入する主なメリットを紹介します。

サクサUTMのメリット

  • リモート保守を無料で受けられる(営業時間内)
  • PCウイルス駆除サービスが無料で付く
  • サイバー保険が標準付帯(最大100万円)
  • 見える化サイトで動作状況を確認できる
  • 設定用PCなしで設置できる
  • メール誤送信防止や拠点間VPNなどの機能がある

リモート保守を無料で受けられる

サクサUTMでは、サクサのコールセンターによるリモート保守を、無料で受けられます。
国産メーカーなので、日本語で相談できる点も安心材料です。

保守の内容

  • リモート保守:無料(営業時間内)
  • リモートでの設定変更:有償
  • 代替機発送サービス:有償・要登録
  • C&C通信の検知・監視・駆除サービス:有償・要登録

営業時間内のリモート保守は無料ですが、設定変更や代替機の発送などは有償なので、必要になりそうなサービスは契約前に確認しておきましょう。

PCウイルス駆除サービスが無料で付いてくる

万が一パソコンがウイルスに感染したとき、自力で駆除するのは簡単ではありません。
その点サクサUTMには、PCウイルス駆除サービスが無料で付いています。

PCウイルス駆除サービスの内容

  • リモート、または駆けつけ訪問で駆除を支援(離島を除く)
  • サクサUTMの標準サービスとして付帯

ただし、データが破損した場合の復旧までは保証されません。
感染後の初動を任せられる安心感はありますが、バックアップなどの備えは別に必要です。

サイバー保険が標準付帯(最大100万円)

ウイルスを駆除できなかった場合の費用負担が不安という声もあります。
その点、SS7000Ⅲにはサイバー保険サービスが標準で付いてくるのが特徴です。

サイバー保険サービスの内容

  • 駆除できなかったウイルスによる情報漏洩の損害賠償費用を補償
  • システムの復旧費用を補償
  • 補償額は最大100万円(旧モデルは最大50万円)
  • 対象端末は、デスクトップPC・サーバーに加えてノートPC

補償の内容の詳細は、契約前に、サクサの規約一覧で条件を確認してください。

見える化サイトで、UTMの動作状況をブラウザから確認できる

UTMを入れても、本当に動いているのかが見えないと、不安は残ります。
サクサUTMでは、専用のWebページ(見える化サイト)から、UTMの動作状況やセキュリティの状況を確認できる仕組みです。

見える化サイトの特徴

  • 専用のWebページで確認でき、ツールのインストールは不要
  • タブレットからも利用できる
  • 本体のLEDパネルで、状況を視覚的に確認できる
  • 警告ランプ(USB信号灯)をオプションで追加できる

ブロックした脅威が分かると、社内のセキュリティ意識を高めるきっかけにもなります。

設定用PCなしで設置できる(ウィザードレス設置)

UTMの設置には、専用の設定作業が必要というイメージがあるかもしれません。

SS7000Ⅲでは、設定用PCなしで設置できるウィザードレス設置機能が加わり、設置の時間も短縮されています。

ウィザードレス設置のポイント

  • 設定用PCを使わずに設置できる
  • 設置時間が短くなる
  • サクサが設定したセキュリティポリシーで運用する場合に限る

詳細な設定をしたい場合は、従来どおりPCでの作業が必要ですが、標準の設定でも始められるため、導入のハードルは下がっています。

メール誤送信防止や拠点間VPNなど、中小企業の困りごとに合う機能がある

セキュリティ対策は、外からの攻撃だけでなく、社内のうっかりミスも対象です。

サクサUTMには、中小企業の困りごとに合わせた機能も搭載されています。

サクサUTMの特徴的な機能

  • メール誤送信防止:送信メールを30秒〜10分保留し、取り消しできる
  • 簡単VPN構築:管理サーバーで拠点を選ぶだけで、拠点間をVPNでつなげる
  • ボタン電話との連携:ウイルスの検知数をビジネスホンの画面に表示する

セキュリティ機能に加えて、日々の業務で起きやすいミスや拠点間の通信にも対応できる点が特徴です。

サクサUTMのデメリット・注意点

UTMを導入する際は、デメリットや注意点にも目を向ける必要があります。
導入後に「思っていたのと違った」とならないよう、ひとつずつ確認しましょう。

サクサUTMのデメリット・注意点

  • 端末の中までは守れない
  • ライセンスの期限が切れると機能が止まる
  • 故障時の通信停止、速度低下
  • 価格が高く見えやすい

端末の中までは守れない

「UTMを入れれば、ウイルスは完全に防げる」と思ってしまう方もいます。

しかし、サクサ公式でも、UTMは「リスク低減装置であり、脅威を完全に除去することを保証しない」と明記されています。

UTMだけでは対処しにくいケース

  • USBメモリなど、通信を通らない経路からの感染
  • 社外に持ち出したパソコンの感染
  • UTMを通過した後に端末で動くウイルス

そのため、端末側にもESETなどのセキュリティソフトを入れておくことが重要です。

ライセンスの有効期限が切れると、機能が止まる・更新されなくなる

UTMのセキュリティ機能には、ライセンス(利用期限)があります。

サクサ公式にも、有効期限が過ぎると機能が停止したり、パターンファイルが更新されなくなったりすると記載されているので注意してください。

期限切れで起きること

  • セキュリティ機能が停止する
  • ウイルスの定義データが更新されなくなる

期限が切れた状態で使い続けると、守られていると思い込んだまま無防備になる恐れがあります。

契約時にライセンスの年数を確認し、更新時期を管理しておきましょう。

故障時の通信停止と、全機能利用時の速度低下

UTMはネットワークの出入口に置く機器なので、止まると影響が大きくなります。

これはサクサに限らず、UTM全般に共通する弱点です。

UTM共通の弱点

  • 故障すると、インターネットへの接続が止まる可能性がある
  • 多くの機能を同時に動かすと、通信速度が落ちることがある
  • 一部の機能だけを後から入れ替えるのは難しい

そのため、接続台数に合ったモデルを選び、故障時の代替機の手配方法を確認しておきましょう。

推奨台数を大きく超えない範囲で使うのが、速度低下を避けるコツです。

価格が高く見えやすい

サクサUTMは中小企業向けですが、公式サイトの標準価格を見ると高く感じてしまいます。

価格が高く見える主な理由

  • サイバー保険やPCウイルス駆除などのサービスが付帯している
  • 機器単体の価格で、他の機器と並べて比べにくい
  • 初期費用がまとまった金額になる

価格だけで判断するのではなく、付帯サービスを含めた総額で比べることが、判断のポイントです。

また月額で支払うリースやレンタルを使えば、初期費用を抑えられます。

サクサUTMの評判

サクサUTMの評判を確認する際は、公的機関の評価が参考になります。

ここでは、比較サイトなどで口コミが少ない理由や評価されている点、評判記事を読むときの注意点を整理します。

この章で解説すること

  • 口コミを比較サイトなどで見かけない理由
  • 評価されている点
  • 評判記事を読むときの注意点

サクサUTMの口コミを比較サイトなどで見かけない理由

UTMは法人向けの機器で、販売店を通じて導入されることが多いため、個人の口コミが集まりにくい傾向があります。

口コミを探すときによくある状況の例

  • 個人の口コミサイトに、UTMの投稿がほとんどない
  • 見つかるのは、販売店が書いた紹介記事ばかり
  • 自社と同じ規模の導入事例がなかなか見つからない

このように、情報の探し方が分からず悩むのは自然なことです。

家庭でも使用されるようなセキュリティ製品の評判を調べるときとは異なり、公的機関の情報から判断するのがよいでしょう。

評価されている点

口コミが少ない中でも、公式や公的機関の情報から、評価されている点を確認できます。

評価されている点

  • 国産メーカーによる日本語のサポートと、サイバー保険・PCウイルス駆除の付帯
  • 総務省の「情報アクセシビリティ好事例2023」に選定された実績(SS7000Ⅱ)

これらは、専任の担当者がいない中小企業にとって、導入後の安心につながる点といえるでしょう。

評判記事を読むときの注意点

ネット上の評判記事は、書き手や時期によって内容が大きく変わります。

評判記事を読むときのチェックポイント

  • どのモデルの話か(SS7000ⅡかⅢか、それ以前か)
  • 価格が標準価格なのか、実際の販売価格なのか

モデルが古い記事は、補償額や機能が現行モデルと異なる場合があります。

サクサ公式の情報とあわせて確認しましょう。

サクサUTMの価格・費用の目安|
SS7000Ⅲの標準価格と購入・リース・レンタルの違い

SS7000Ⅲの標準価格は、モデルによって幅があります。

ここでは、SS7000Ⅲの標準価格と、購入・リース・レンタルの違いを見ていきましょう。

この章で解説すること

  • メーカー標準価格
  • 実際の価格が決まる仕組み
  • 購入・リース・レンタルの違い

メーカー標準価格の情報

SS7000Ⅲの標準価格は、サクサのニュースリリースで公表されています。
モデルごとの標準価格は、次のとおりです。

SS7000Ⅲの標準価格(税別)

モデル 標準価格(税別) 推奨台数 ESET リモートコネクト 無線LAN
Std 805,000円 15台 なし なし なし
Std(α2) 1,148,000円 15台 あり(15ライセンス) あり なし
Pro 1,045,000円 60台 なし なし あり
Pro(α2) 1,548,000円 60台 あり(30ライセンス) あり あり
出典:サクサ ニュースリリース

この金額は標準価格であり、実際の販売価格とは異なります。
そのため、価格の目安として考えましょう。

実際の価格は、モデルやオプションで差がでる

モデルやオプションで価格に差がでる

実際の価格は、導入するモデルやオプションの組み合わせで差が出ます。

見積りで確認したい項目

  • 本体の価格とライセンスの年数
  • 設置・設定の費用
  • 保守の範囲(リモート・駆けつけ・代替機の手配)
  • オプション(ESET、リモートコネクトなど)の有無

そのため、標準価格はあくまで目安にし、見積りを取って確認するのがよいでしょう。

購入・リース・レンタルの違い(初期費用・所有権・解約)

UTMの導入方法には、購入、リース、レンタルがあります。
金額の目安は契約内容で変わるため、ここでは違いの考え方を整理しましょう。

項目 購入 リース レンタル
初期費用 まとまった金額が必要 抑えられる 抑えられる場合が多い
支払い方法 一括 月額(期間中は原則解約不可) 月額
機器の所有 自社 リース会社 提供会社
向いている企業 長く使い、総額を抑えたい 5年以上使うことが決まっている 初期費用を抑えたい、運用を任せたい

契約の期間や解約の条件は、会社ごとに異なります。
月額の安さだけで選ばず、総額とサポートの内容を合わせて比べるのがポイントです。

サクサUTMが向いている企業・向いていない企業

サクサUTMは、国産メーカーの安心感とサポートを重視し、15〜60台規模で使う企業に向いています。

一方で、処理性能や細かい設定を最優先する企業には、別の選択肢が合うこともあるでしょう。
ここでは、向き不向きと、迷ったときの判断軸を整理します。

この章で解説すること

  • 向いている企業
  • 向いていない企業
  • 迷ったときの判断軸

向いている企業

UTMを選ぶとき、機能の細かな違いよりも、困ったときに頼れるかを重視する企業は多いでしょう。

サクサUTMが向いている企業の例

  • 情報システム担当者がおらず、総務などが兼任している
  • メールの誤送信対策もあわせて行いたい
  • ウイルスに感染したときの駆除や保険が付いていると安心できる

このように、運用の手間を抑えて安心感を得たい企業ほど、サクサUTMと相性がよいといえます。

向いている理由

企業の状況 サクサUTMの特徴
専任者がいない リモート保守(営業時間内は無料)、PCウイルス駆除サービス
感染時の費用が不安 サイバー保険が標準付帯(最大100万円)
導入の手間を減らしたい 設定用PCなしで設置できる

規模や運用体制が合えば、導入後の負担を抑えやすい製品です。

向いていない企業

一方で、サクサUTMの特徴が、そのまま不安材料になる企業もあります。

サクサUTMが向いていない企業の例

  • 複数の機能を同時に使いながら、高速な通信を求める
  • 接続台数が60台を大きく超える
  • 設定を細かく自社で調整したい

このような場合、サクサUTMでは物足りなく感じるかもしれません。

性能を重視する場合は、Check Point Quantum Spark 2500シリーズも選択肢になります。

選び分けの目安

重視すること 選択肢の例
国産の安心感、
保険・駆除サービス
サクサ SS7000Ⅲ
処理性能 Check Point Quantum Spark 2500シリーズ

自社の優先順位を決めておくと、機種選びで迷いにくくなるはずです。

迷ったときの判断軸:接続台数・予算・運用体制の3点

サクサUTMが合うかどうか迷ったときは、3つの軸で整理すると判断しやすくなります。

判断軸と確認ポイント

判断軸 確認すること
接続台数 同時に接続するパソコンの台数は15台以下か、60台以下か
予算 購入・リース・レンタルのどれで、月額はいくらまで出せるか
運用体制 設定や更新を任せたいか、自社で調整したいか

この3点が決まれば、StdかProか、購入かレンタルかが見えてくるでしょう。

サクサUTMの選び方|StdとProのどちらを選ぶか

サクサUTMの選び方は、接続台数、無線LANの要否、社外PCの有無で選びます。
とくにStdとProは、台数と無線LANの違いで選ぶのが基本です。

順番に確認していきましょう。

この章で解説すること

  • 接続台数での選び方
  • 無線LANの要否
  • 社外PCを守る方法

接続台数で選ぶ

StdとProの選び方で、最初に決めるのは接続台数です。

サクサが示す推奨台数は、Stdが15台、Proが60台です。

接続台数の目安

  • 15台以下:Std
  • 16〜60台:Pro

この台数は、パソコンの同時接続の推奨値で、目安にすぎません。

スマートフォンやタブレット、複合機なども接続する場合は、余裕を持ったモデルを選ぶと安心です。

無線LANが必要かで選ぶ

UTM本体で無線LANを使いたい場合は、Proを選びます。

Stdは無線LANに対応していません。

無線LANの対応

  • Std:なし
  • Pro:あり(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)

すでに無線LANのアクセスポイントがある場合は、Stdでも問題ありません。

ただし、UTMの無線LANだけに頼らず、Wi-Fi自体のセキュリティも見直すことをおすすめします。

社外のPCも守りたいなら、α2モデルのESETとリモートコネクトを検討する

在宅勤務や出張で、社外にパソコンを持ち出す企業は少なくありません。
社外のパソコンは、社内のUTMの保護が届かない点に注意が必要です。

社外のパソコンを守る仕組み

  • ESET:パソコン自体にセキュリティソフトを入れて守る
  • リモートコネクト:社内ネットワークへ直接つなぎ、UTMの検疫を通す

α2モデルには、この2つが同梱されています。

リモートコネクトは、Windows 10/11、macOS、iOS/iPadOS、Androidに対応しています。

旧モデルからの入れ替え|ライセンス切れ・リース満了時の選択肢

導入済みのサクサUTMはどのモデル?歴代シリーズ一覧

サクサUTMシリーズの発売日や特徴を見てみましょう。
終売しているモデルもあるので、自社で設置している製品の品番を確認してみてください。

サクサUTMの歴代モデル

モデル 発売日 推奨台数 主な特徴
SS5000Ⅱ 2019年9月2日 Std15台/Pro60台 ファイアウォール1.2Gbps、IPS・アンチウイルスは各200Mbps
SS7000 2021年7月1日 Std15台/Pro60台 SS5000の後継。リモートコネクトに対応
SS6000 2022年2月22日 Std15台/Pro60台 PCウイルス駆除とサイバー保険を標準付帯
SS7000Ⅱ 2023年5月24日 Std15台/Pro60台 総務省の好事例に選定
SS7000Ⅲ 2024年7月22日 Std15台/Pro60台 サイバー保険の補償額が最大100万円に拡充

SS6000は、SS7000の翌年に発売されています。

コロナ禍でリモートワークが急増したため、処理能力の高いSS7000が先行して発売されました。

ライセンスの期限が近い・切れているときは

ライセンスが切れたUTMは、機器が動いていてもセキュリティ機能が止まり、守られていない状態になります。
期限が近い、またはすでに切れている場合は、早めに対応を決めましょう。

対応の選択肢

  • 今の機器のライセンスを更新する
  • 現行モデルのSS7000Ⅲに入れ替える

どちらが適しているかは、機種と契約内容によって異なります。期限が分からない場合は、導入した販売店に確認できます。
リース満了の時期と重なる場合は、あわせて検討すると判断しやすくなります。

SS7000ⅢとSS7000Ⅱの違い

SS7000ⅢはⅡの後継として、保険の補償と設置のしやすさが強化されました。
サクサのニュースリリースで示されている主な違いは、次のとおりです。

SS7000ⅢとⅡの主な違い

項目 SS7000Ⅱ SS7000Ⅲ
サイバー保険の補償額 最大50万円 最大100万円
補償の対象端末 デスクトップPC・サーバー デスクトップPC・サーバー・ノートPC
設置工事 設定用PCが必要 設定用PCなしで設置可能(※)
見える化サイト 従来版 より分かりやすく刷新
出典:サクサ ニュースリリース

※サクサが設定したセキュリティポリシーで運用する場合に限ります。

保険の補償額が倍になった点が、Ⅱからの大きな変更点といえるでしょう。

サクサUTMの設定・ログイン・マニュアル

導入後は、見える化サイトで状況を確認し、困ったときは販売店やサクサに問い合わせる流れです。

ここでは、設定の基本から日々の確認、問い合わせ先までを整理しましょう。

この章で解説すること

  • 設定の基本
  • 見える化サイトの見方
  • マニュアルと問い合わせ先

設定の基本

サクサUTMの設定は、設置時に販売店などが行うのが一般的です。

設定用PCなしで設置できるのは、メリットの章で触れたとおり、サクサの標準ポリシーで運用する場合に限られます。

設定のポイント

  • 詳細な設定は、従来どおりPCで行う
  • 導入時の設定内容は、依頼先に確認しておく

設定をどこまで自社で変えたいかによって、必要な作業が変わります。

導入前に、設定の範囲を販売店と決めておくとスムーズです。

見える化サイトの見方

「サクサUTMのログインはどこからするのか」と気になる方もいるでしょう。

ここでは、アクセス先や案内の受け取り方だけ補足します。

確認のポイント

  • アクセス先やログインの方法は、導入時に案内される
  • ログインに必要な情報は、設置時に販売店から案内される
  • 案内が見つからない場合は、設置した販売店に問い合わせる

導入の際は、販売店から案内されます。

マニュアルや不具合時の問い合わせ先

操作方法や不具合で困ったときは、まず購入した販売店に問い合わせます。

サクサ公式でも、故障の可能性がある場合は販売店への問い合わせが案内されています。

問い合わせの順番

  • 販売店に連絡する(設置・保守の窓口)
  • 販売店が分からない場合は、サクサのお客様相談室に問い合わせる
  • リモート保守は、サクサのコールセンターが対応する(営業時間内)

マニュアルは、導入時に販売店から受け取るのが一般的です
手元にない場合は、販売店に再送を依頼しましょう。

サクサUTMと組み合わせたい対策

UTMは出入口の対策として有効ですが、それだけで十分とはいえません。

端末、社内ネットワーク、日々の運用の3つを組み合わせて守る「多層防御」の考え方が重要です。
ここでは、サクサUTMと組み合わせたい対策を紹介します。

この章で解説すること

  • 端末の対策
  • 社内ネットワークの対策
  • 運用の対策

ウイルス対策ソフトで端末の対策

ウイルス対策ソフト

UTMを入れたのに、USBメモリや社外のパソコンが不安という方は多いはずです。

UTMだけでは不安が残る場面の例

  • 社員がUSBメモリでデータを持ち込む
  • ノートパソコンを社外のWi-Fiにつなぐ

このように、UTMの外側や内側に残るリスクは、端末側の対策で補う必要があります。

UTMと端末対策の役割

対策 守る範囲
UTM ネットワークの出入口
ESET(セキュリティソフト) パソコン・サーバー・スマートフォン

サクサUTMのα2モデルにはESETが同梱されているので、導入時に確認してください。

セキュリティスイッチ(サクサLGシリーズ)で感染拡大を防ぐ

サクサのセキュリティスイッチ

万が一、社内のパソコンが感染した場合、被害が社内に広がらないようにする備えも必要です。

サクサUTMは、サクサのGEシリーズやLGシリーズ(別売)と連携し、異常な通信をしているパソコンを遮断できます。

セキュリティスイッチの役割

  • 社内のネットワークの中で、異常な通信を見つける
  • 感染した疑いのあるパソコンを切り離し、被害の拡大を防ぐ
  • UTMで防ぎきれなかった脅威に、社内側から備える

UTMが出入口、セキュリティスイッチが社内を守ると考えると分かりやすいです。

トライゲートでは、セキュリティスイッチ(HUB)として、サクサLGシリーズを取り扱っています。

運用の対策

運用の対策

機器を入れても、運用が追いつかなければ効果は半減しかねません。

警察庁の統計では、ランサムウェアの侵入経路の6割以上がVPN機器でした。

出典:警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」

日々の運用で欠かせないこと

  • バックアップをとり、ネットワークから切り離して保管する
  • パスワードは使い回さず、推測されにくいものにする
  • ルーターやVPN機器、UTMのソフトウェアは最新の状態にする
  • サポートが終了した古い機器は、更新や入れ替えを検討する

とくに、サポート終了機器の放置は、攻撃の入口になりやすい点に注意してください。

機器の切り替えを検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

サクサとはどんな会社?会社概要と生産拠点

サクサ株式会社は、ビジネスホンやUTM、VPNルーターなどを手がける日本の情報通信機器メーカーです。
前身は1930〜40年代に設立された2つの電機メーカーで、長い歴史があります。

長い歴史の中で培われた技術力を背景に、現在はオフィスの通信環境をトータルで支える企業として知られています。

この章で解説すること

  • サクサ株式会社の会社概要
  • サクサの生産拠点
  • 総務省が選定した好事例

サクサ株式会社の会社概要

サクサの源流は、1938年設立の大興電機製作所と、1946年設立の田村電機製作所にあります。

その後の再編を経て、2024年7月に商号を「サクサ株式会社」へ変更しました。

サクサ株式会社の概要

項目 内容
源流 大興電機製作所(1938年設立)、田村電機製作所(1946年設立)
持株会社の発足 2004年2月(田村大興ホールディングス)
現在の商号 2024年7月に「サクサ株式会社」へ変更
従業員数 連結1,299名(2026年3月31日現在)

UTMに限らず、ビジネスホンなどのオフィス機器を幅広く扱う国内メーカーであることは、長期的な運用における安心材料といえます。

サクサの生産拠点

サクサの製品は、山形県米沢市に拠点を置く「サクサテクノ株式会社」によって生産されています。

「Made in Yonezawa」を掲げ、組み立てだけでなく、以下のプロセスを自社内で一貫して行う体制を整えているのが特徴です。

サクサテクノ株式会社の生産体制

  • 部品調達、基板実装、製品組立、出荷保証、保守までを一貫して行う
  • 自社開発の「T.T.S(※)」を活用し、電子部品の受入から製品検査までの全履歴(ログ)を一元管理

※T.T.S:部品入荷から製品完成までのすべての工程を「見える化」する管理システム。

セキュリティ製品において「どこで、どのように作られているか」が明確であることは、品質を重視する企業にとって信頼ポイントといえます。

国産UTMの信頼性|総務省「情報アクセシビリティ好事例2023」に選定

サクサのUTMは、その使いやすさやサポート体制が公的に評価された実績があります。

サクサの製品(SS7000Ⅱ)は、総務省の「情報アクセシビリティ好事例2023」に選定されました。

これは、以下のような点が評価されたものです。

評価された点

  • 保守画面の配色を工夫し、設置工事を行う方の色覚にも配慮している
  • Webだけでなく、電話でも問い合わせできる
  • 設置工事を行う方の声を聞いて開発している
参考:総務省「情報アクセシビリティ好事例2023」

現行のSS7000Ⅲは、この評価を受けたⅡモデルの使いやすさをさらに進化させた最新モデルです。

よくある質問

最後に、SAXA UTMについてよくある質問を紹介します。

Q.SAXA UTM(サクサUTM)とは何ですか?

SAXA UTMは、サクサが提供する中小企業向けのUTM(統合脅威管理)機器です。
Webフィルタリング、アンチウイルス、迷惑メールブロック、侵入検知・防止などを1台にまとめ、ネットワークの出入口を守ります。

現行モデルはSS7000Ⅲで、Std(15台)とPro(60台)があります。

Q.サクサとはどんな会社ですか?

サクサは、ビジネスホンやUTM、VPNルーターなどを手がける情報通信機器メーカーです。

源流は1938年設立の大興電機製作所と1946年設立の田村電機製作所で、2024年7月に商号を「サクサ株式会社」へ変更しました。

Q.サクサは内線電話(ビジネスホン)に対応していますか?

はい。
サクサはビジネスホンを主力製品とするメーカーのため、内線電話を含むオフィスの電話環境に対応しています。

UTMとボタン電話装置を連携し、ウイルスの検知数を電話機の画面に表示する機能もあります。
対応する機種の詳細は、販売店にご確認ください。

Q.SS7000Ⅲとは何ですか?

SS7000Ⅲは、2024年7月22日に発売されたサクサの現行UTMです。

接続台数の目安が15台のStdと60台のProがあり、サイバー保険(最大100万円)とPCウイルス駆除が標準で付帯します。
設定用PCなしで設置できる機能も加わりました。

Q.サクサSS7000Ⅲの価格はいくらですか?

SS7000Ⅲの標準価格は、Stdが805,000円、Proが1,045,000円(いずれも税別)です。
ESETなどを同梱したα2モデルは、Stdが1,148,000円、Proが1,548,000円です。

あくまで標準価格で、追加オプションなどによっても異なります。

Q.サクサのSS7000・SS6000の発売日はいつですか?

SS7000は2021年7月1日、SS6000は2022年2月22日、SS7000Ⅲは2024年7月22日です。
型番の数字は、新しさの順とは限りません。

Q.サクサUTMの評判は?

国産メーカーのサポート、サイバー保険とPCウイルス駆除の標準付帯、総務省の好事例選定(SS7000Ⅱ)が評価されています。

一方で、価格の高さやリモート中心の保守は、契約前に確認が必要な点です。

Q.サクサUTMの「見える化サイト(見える化ツール)」とは何ですか?

サクサUTMの動作状況やセキュリティの状況を確認できる専用のWebページです。
ツールのインストールは不要で、タブレットからも利用できます。

本体のLEDパネルや、オプションの警告ランプとあわせて、状況を把握しやすくなります。

Q.UTMは何の略ですか?

UTMは「Unified Threat Management」の略で、日本語では「統合脅威管理」です。

ファイアウォールやアンチウイルスなど、複数のセキュリティ機能を1台にまとめた機器を指します。

Q.UTMのセキュリティ機能は何がありますか?

主な機能は、ファイアウォール、アンチウイルス、アンチスパム、Webフィルタリング、IDS/IPS、アプリケーション制御などです。

サクサ公式では、Webフィルタリング、アンチウイルス、迷惑メールブロック、侵入検知/防止を搭載機能として案内しています。

Q.ファイアウォール(FW)とUTMの違いは何ですか?

ファイアウォールは、通信を通すか止めるかの判断が中心の機能です。
UTMは、ファイアウォールに加えて、アンチウイルスや迷惑メール対策、不正侵入対策などを1台にまとめた機器です。

1台で幅広く備えたい中小企業には、UTMが向いています。

Q.UTMの弱点は何ですか?

端末の中までは守れないこと、故障すると通信が止まる可能性があること、全機能を使うと速度が落ちることが弱点です。

端末側にはESETなどのセキュリティソフトを入れ、推奨台数に合ったモデルを選ぶことで補えます。

Q.サクサのLG1000とは何ですか?

LG1000は、サクサの情報セキュリティゲートウェイ(セキュリティスイッチ)で、1Gbps環境向けのスタンダード機です。

UTMと連携し、社内で異常な通信をしているパソコンを遮断する用途で使われます。
詳しくは、セキュリティスイッチ(HUB)のページをご覧ください。

まとめ|SAXA UTMは国産の安心感が強み

SAXA UTMは、国産メーカーのサポートと付帯サービスが強みの、中小企業向けUTMです。

サクサとUTMの基礎から、SS7000Ⅲのスペック、メリット・デメリット、価格の考え方まで解説しました。

この記事の要点

  • SAXA UTMは、サクサが提供する中小企業向けの国産UTM
  • StdとProは、接続台数(15台/60台)と無線LANの有無で選ぶ
  • メリットは、日本語のサポート、PCウイルス駆除、サイバー保険(最大100万円)、見える化サイト
  • デメリットは、価格の見え方、端末は別対策が必要な点

この流れで確認すれば、自社に合うかどうかを自分で判断できます。

UTMだけに頼らず、端末(ESET)や社内ネットワークの対策もあわせて検討しましょう。

トライゲートでは、サクサUTMを初期費用0円の月額制レンタルプランをご用意しております。

機種選びから設置、運用サポートまでまとめて任せられるので、まずはお気軽にご相談ください。

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