ロッカー荒らし、職場でも増加中!?
知らないと損する防犯対策まとめ
職場のロッカーで、「お金がなくなった」「誰かが勝手に開けたかも…」といったトラブルが発生していませんか?
実はロッカールームは、外部からは見えにくく、人の出入りも多いため、盗難やロッカー荒らしが起きやすい場所のひとつです。
被害を未然に防ぐには、日々の使い方を見直すことに加えて、防犯カメラや入退室管理といった設備の活用も有効です。
この記事では、ロッカー荒らしの実態や犯行の手口、基本の対策から設備導入のポイントまでをまとめてわかりやすくご紹介します。
従業員や利用者が安心できる職場環境を整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ロッカー荒らしとは?職場で増える被害と狙われやすい環境
ロッカー荒らしとは、ロッカー内の財布やスマートフォン、貴重品を盗む行為のことを指します。職場や学校だけでなく、スポーツジムや温浴施設など、さまざまな場所で発生しており、近年は無人環境や監視の目が届きにくい場所が狙われやすくなっています。
実際に、東京・世田谷区のスポーツジムでは、鍵のついていないロッカーに置かれていた財布(現金10万円入り)を盗んだとして、26歳の男性が逮捕される事件がありました。さらに、同様のジム内窃盗が30件以上発生していたことも判明しています。
また、ある飲食店では、従業員用の更衣室に侵入した男が約3万8千円を盗んだとして逮捕される事件も発生。加害者は客を装って飲食店を訪れており、「内部の人間による犯行」や「従業員エリアが狙われるケース」も無視できません。
参考記事
職場のロッカーは本当に安全?よくある油断と落とし穴
こうした事件は決して他人事ではありません。
とくに職場では、「社内だから大丈夫」「顔見知りしかいない」といった油断から、ロッカーの鍵をかけなかったり、共用スペースの管理が緩かったりすることが多く、その隙を狙われやすいのです。
実際に被害が起きると、金銭的損失だけでなく、従業員同士の疑心暗鬼や社内の信頼低下にもつながりかねません。だからこそ、「ロッカーがあるから安全」ではなく、どう使い、どう守るかを見直すことが必要です。
ロッカー荒らしの手口と犯行タイミングの共通点とは
ロッカー荒らしは、ほんの数分のスキをついて犯行に及ぶケースが多く、被害に遭った側も「いつ盗られたのか全くわからなかった」という状況が珍しくありません。
犯人たちは、人の動きや空気感、ロッカーの使われ方をよく観察したうえで行動しているのが特徴です。
ロッカーが無防備になる時間帯とは
ロッカー荒らしが最も狙いやすいのは、人の目が少なくなるタイミングです。たとえば、
- 朝の出勤前でロッカールームが一時的に無人になる
- 昼休みの食事時間中
- 夜勤と日勤の交代の隙間時間
など、「ちょっとした空白時間」が犯行チャンスになります。
出勤・退勤時間がバラバラな環境
シシフト制の職場やフレックスタイム制を導入している職場では、従業員の出入り時間がバラバラになることが多く、「誰がいつ来て、いつ帰ったのか」が把握しづらい傾向があります。
こうした環境では、ロッカールームが一時的に無人になるタイミングが発生しやすく、不審者が紛れても気づかれにくくなるというリスクがあります。
このような職場では、「人の目」に頼った防犯だけでは限界があります。
定期的な巡回や防犯カメラの設置、出入り記録の可視化など、仕組みとしての対策が重要です。
鍵の管理が曖昧なロッカーが被害にあいやすい
「一部のロッカーには鍵が付いているが、他は開放型」
「施錠は個人の判断に任せている」
こういった状況では、無施錠のロッカーだけを狙った犯行が発生します。
また、番号式や共用鍵の場合、他人の番号をこっそり覗く、合鍵やマスターキーを使うといったケースもあり得ます。
今すぐ始めたい!ロッカー荒らしを防ぐ基本の対策
ロッカー荒らしを完全に防ぐには、防犯カメラや鍵などの設備対策も重要ですが、日々の使い方や管理方法を見直すだけでも、被害リスクを大きく下げることができます。
ここでは、特別な機器を導入しなくてもできる「今すぐ始められる基本の防犯対策」をご紹介します。
ロッカーの使い方を見直すだけでも効果あり
- ロッカーの施錠を習慣化する
- 「少しの間だから大丈夫」と思って鍵をかけないのは危険です。使うたびにきちんと施錠する習慣を持つことが、防犯の第一歩です。
- 管理者による定期的な巡回と声かけ
- ロッカールーム付近を定期的に見回ったり、軽く声をかけたりするだけでも、犯行の抑止力になります。
「見られている」という意識があると、犯人は行動をためらいます。
張り紙や注意喚起で「意識づけ」
ロッカー付近に「施錠を忘れずに」といった張り紙を掲示するだけでも、利用者の防犯意識を高める効果があります。
日々の習慣として鍵をかけるよう促すことで、かけ忘れによる被害を防ぐことができます。
また、「録画中」などの掲示も有効です。実際にカメラがなくても、「見られているかもしれない」という意識を与えるだけで、犯行の抑止力になります。
貴重品は最小限にするルールを
ロッカーに入れる貴重品は、必要最低限にするルールを設けることも効果的です。
たとえば「現金や高価な私物はできるだけ持ち込まない」といった方針を共有しておくことで、万が一荒らしが発生しても被害を最小限に抑えることができます。
ルールを張り紙やガイドラインとして見える形にしておくと、利用者の意識づけにもつながります。
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職場のロッカーを守るなら、カメラと入退室管理が効果的
日常の使い方を見直すことも大切ですが、防犯設備を導入することで、より確実にロッカー荒らしを防ぐことができます。
とくに、防犯カメラや入退室管理システムといった機器を組み合わせることで、「犯行をためらわせる抑止力」と「万が一の証拠記録」を同時に確保できます。
防犯カメラでの抑止と証拠確保のメリットとは
ロッカールームの出入口や共用スペースにカメラを設置するだけでも、犯行の抑止効果は高まります。
「録画されているかもしれない」という心理的プレッシャーがあるだけで、犯人の行動をためらわせることができます。
防犯カメラ設置のメリット
- 録画映像はトラブル時の証拠としても有効
- レンタルプランなら初期費用をかけずに始められる
- スマホ・PCからの遠隔確認やAI検知などの機能も選べる
入退室管理システムで出入りを可視化・記録する
ロッカールームへの出入りをしっかり管理したい場合は、入退室管理システムの導入がおすすめです。
誰がいつ出入りしたかを記録できるため、不審者の侵入を防ぐだけでなく、万が一のトラブル時にも履歴を確認できる安心感があります。
入退室管理システムでは、顔認証・ICカード・暗証番号など、施設や職場の環境・利用者層に応じて最適な認証方法を自由に選択できるのが特長です。
個人の判断に委ねず、仕組みで「守れる環境」をつくることが、狙われない職場づくりの第一歩です。
導入のメリット
- 許可された人だけがロッカールームに入れるようになり、管理が明確に
- 入室の履歴が記録に残るため、トラブル発生時の確認や証明に活用できる
- カメラと併用することで「入った時間」と「映像記録」をセットで残せる
入退室管理システムは、「誰が、いつ、どこに入ったか」を明確に記録し、責任の所在をはっきりさせるツールでもあります。
防犯目的はもちろん、社内トラブルや情報漏洩のリスク管理にも有効です。
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職場の盗難は誰の責任?就業規則と企業リスクの考え方
ロッカーなどに置いていた私物が盗まれてしまった場合、「誰の責任になるのか?」と不安になる方もいらっしゃるかと思います。
結論からお伝えすると、原則として「自己責任」になるケースがほとんどです。
多くの企業では、貴重品の管理は各自で行うことが就業規則などに明記されていることが多く、会社側には直接的な補償義務がない場合もあります。
ただし、会社がロッカーや保管場所を指定している場合や、セキュリティ上の配慮が不十分だった場合には、企業側に一定の責任が生じる可能性もあります。
このように、万が一の被害が自己責任となる可能性があるからこそ、日ごろからの対策がとても重要です。
- 防犯カメラの設置で「見られている」という意識を生み、抑止力を高める
- 入退室管理システムで不審な出入りを防ぎ、履歴も残す
- 施錠の徹底や張り紙による注意喚起など、日常的なルールづくり
こうした取り組みを組み合わせることで、職場全体の防犯意識が高まり、「盗まれにくい環境」づくりにつながります。
ロッカー荒らしにあってしまったら?対応手順
万が一、ロッカー荒らしの被害にあってしまった場合は、冷静に状況を把握し、速やかに対応することが大切です。
以下の手順を参考に、落ち着いて対処しましょう。
- 1.被害状況を確認する
- 財布・スマートフォン・現金・鍵など、何がなくなっているのかをすぐに確認します。
記憶があいまいでも、最後に確認した時間や状況をメモしておくと重要な手がかりになります。 - 2.責任者・管理者に連絡
- 職場やジムなどの場合は、すぐに施設の責任者や防犯担当者に報告しましょう。
防犯カメラの映像を確認してもらう、他の利用者の状況を把握するなど、証拠保全と二次被害防止につながります。 - 3.警察に通報・被害届を出す
- 被害金額にかかわらず、盗難は犯罪です。最寄りの警察署に通報し、できるだけ早く被害届を提出しましょう。
- 4. ロッカーや鍵の管理体制を見直す
- 被害が発生したということは、何らかの「隙」があった可能性が高いということです
同じことを繰り返さないためにも、施錠ルール・設備・巡回方法などの見直しを検討しましょう。。
ロッカー荒らしにあってしまったときは、早めの報告と証拠の確保、再発防止の見直しが何よりも重要です。
被害を受けたあとこそ、防犯意識を高めるきっかけとして前向きに対応していきましょう。
初期費用0円ではじめる防犯カメラレンタルの魅力
「カメラを導入したいけど、費用や工事がネックで…」という方には、初期費用0円・月額5,500円(税込)~利用できる防犯カメラレンタルプランがおすすめです。
業務用の高性能カメラを、手軽にスタート
- 初期費用0円で導入しやすい
- 月額制だから経費処理もスムーズ
- 故障時の出張修理や消耗品交換が無償
「防犯対策を始めたいけどコストは抑えたい」そんなお悩みに応えるプランです。
ロッカールームや共用スペースにカメラを設置するだけでも、「見られているかもしれない」という心理的な抑止力が働き、犯行のリスクが大きく下がります。
初期投資ゼロで始められる本格的な防犯対策、今こそ検討してみませんか?
ロッカー周辺にカメラを設置する際の注意点
ロッカー荒らし対策として防犯カメラの設置はとても有効ですが、設置場所や撮影範囲には十分な配慮が必要です。
誤った運用をしてしまうと、従業員のプライバシー侵害やトラブルにつながる可能性もあるため、以下のポイントをしっかり確認しておきましょう。
撮影目的を明確にし、従業員に周知する
防犯カメラを設置する際は、「何のために撮影しているのか」「映像はどのように扱うのか」を明確にしたうえで、従業員や利用者にきちんと説明・周知することが大切です。
とくに以下の3点は、あらかじめ掲示や社内アナウンスで共有しておきましょう。
- 防犯目的であること
- 録画映像の保存期間や利用目的(例:トラブル発生時のみ確認)
- 映像の閲覧権限(管理者や防犯担当者に限定)
これらをしっかり伝えることで、プライバシーへの配慮や信頼関係の維持につながります。
逆に、無断で設置・説明なしで運用を始めてしまうと、「監視されている」「信頼されていない」と感じる従業員も出てくる可能性があり、職場の雰囲気を悪化させてしまうおそれがあります。
防犯カメラは「見張るため」ではなく、全員の安心と安全を守るための仕組みであることを、明確に伝える姿勢が何より重要です。
撮影範囲は「共用スペース・通路」が基本
防犯カメラの設置場所は、ロッカー周辺の共用スペースや通路など、人の出入りがあるエリアに限定するのが基本です。
個人ロッカーの中や私物が直接映りこむような位置は避け、プライバシーに配慮した設置が求められます。
一方で、更衣室やロッカールームでの盗難が多いのも事実です。
とくに男性用更衣室では、防犯カメラの設置が通例となっている施設も少なくありません。
実際に弊社トリニティーでも、銭湯やサウナの男性更衣室へ防犯カメラを設置した実績があります。
施設の形状や利用状況に応じた最適な設置方法をご提案できますので、どうぞお気軽にご相談ください。
録画映像の取り扱いに注意
防犯カメラを設置する際は、映像そのものが“個人情報”にあたる場合があることを意識することが大切です。
たとえ防犯目的であっても、映像の取り扱いには適切なルールと配慮が必要です。
録画映像を扱うときの注意点
- 閲覧できる人を限定する(管理者・責任者など)
- 目的外の利用はしない(私的な監視はNG)
- 誰でも見られる環境にしない
映像は、万が一のときには重要な証拠にもなりますが、扱い方を誤ると逆に信頼を損ねる原因にもなります。
社内ルールやガイドラインを整備したうえで、「安心感を与えるカメラ運用」を心がけましょう。
ロッカー荒らし対策は「抑止×記録×習慣」がカギ
ロッカー荒らしは、誰の職場でも起こりうる身近なリスクです。
だからこそ、「見られている」と意識させる抑止力、いざというときに備える記録、そして日々の習慣づけという3つの対策が大切になります。
- 抑止:防犯カメラ・入退室管理システム・張り紙など
- 記録:録画映像・開閉ログ
- 習慣:施錠の徹底・ルールの周知・管理者の巡回
これらを組み合わせることで、「狙われにくい環境」「被害が拡大しにくい仕組み」をつくることができます。
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