【2024年最新情報】泥棒に入られる確率は?
最新統計で見るリスクと予防策
新築で家を建てるときや近所で空き巣被害があったとき、「自分の家も泥棒に狙われるのではないか」と不安に感じる方が多くいらっしゃると思います。
では実際に泥棒に入られる確率はどのように推移しているのでしょうか?
このページでは日本の総世帯数と侵入盗の認知件数からその確率を導き出し、泥棒対策に何ができるかを詳しく解説しています。
日本の世帯数の推移
日本の世帯数は、核家族化が進んでおり増加傾向にあります。人口は減少傾向にあるものの、単身世帯の増加、夫婦のみの世帯の増加、少子化など様々な原因があります。
国立社会保障・人口問題研究所のレポートによると2020年の5,570万世帯から増加し、2030年の5,773万世帯でピークを迎えるようです。
参考:『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(令和6(2024)年推計)
統計から見る泥棒・強盗に入られる確率
日本の住宅を狙った侵入盗は、日本ロックセキュリティ協同組合によると平成16年から減少しており、令和4年は15,692件だったそうです。
とはいっても令和2年からはほぼ横ばいであり、コロナの巣ごもり時期と重なるため、その数値は2024年現在もそこまで減少しないと予測したとします。
参考:日本ロックセキュリティ協同組合『警察庁 令和4年の犯罪情勢』
泥棒に入られやすい場所は?
侵入盗の発生場所別の割合をまとめました。
一戸建て住宅が33%と一番多く、個人宅の中では一番泥棒に入られるリスクが高いことがわかります。
一戸建て住宅はマンションやアパートなどの共同住宅と比べると侵入経路が多く、また居住者の不在が確認しやすいという点も泥棒にターゲットにされやすい原因です。
敷地内に入ってしまえば目撃されにくいこともあります。
マンションなどは管理会社やオーナーがセキュリティ対策で防犯カメラを設置していることが多いですが、個人宅では防犯対策を特に講じていないことも理由のひとつだと考えます。
泥棒・強盗に入られる確率を割り出してみた
2024年の世帯数を増加曲線から予測すると約5651万世帯となります。
これらを加味し計算すると、泥棒に入られる確率は約0.0278%となり、約3,600件に1件の割合で被害にあうこと計算になります。
ただし、世帯数はマンションなどの集合住宅も含まれており、実際には圧倒的に戸建て住宅の方が泥棒に入られる可能性が高いです。
泥棒の入る時間帯は?
戸建て住宅が泥棒に入られる確率が高いことがわかりましたが、狙われやすい時間帯はあるのでしょうか?
一般的に家が無人になる時間帯の10時~22時が泥棒が入りやすい時間とされているようです。
泥棒は予め下見をしてターゲットを決めるので、防犯カメラやセンサーライトの設置やホームセキュリティの導入など防犯対策をしっかり行うことで、泥棒に「侵入しにくい家」と印象づけることが大切です。
戸建て住宅で泥棒侵入を防ぐために
数字から見てもわかるように、戸建て住宅では泥棒への対策が重要です。
では具体的にどのような対策をしたらいいのかをご紹介します。
防犯4原則+1
一般的に言われているのは防犯4原則です。ほぼすべての県警のホームページに掲載されていますが、その内容は以下のとおりです。
1,時間
侵入に時間をかけさせることです。建物のドアや窓にはCPマークの入った建材を利用しましょう。
また防犯フィルムを窓に貼ることで、窓ガラスを割れにくくし侵入にかかる時間をかけさせるのも有効な手段です。
弊社でも東海四県を中心に東京や神奈川県で防犯フィルムの工事を承っています。
2,光
センサーライトや防犯灯など、家の周りを明るくするように努めましょう。周辺に街灯がなく、閑静な住宅街にある家は泥棒のターゲットになりやすいです。
街路灯などの球切れは、素早く行政に連絡して取り替えてもらいましょう。
弊社では防犯カメラと一緒にセンサーライトを設置するお客様もいらっしゃいます。
3,音
防犯砂利やセンサーと連動したブザー、サイレンなどが有効です。
留守のときはテレビをタイマーで付けておくなども効果は高いです。特定の時間帯に不在の状態を悟らせないことが大切です。
4,地域の目【防犯カメラ】
本来は地域社会の中で声掛けなどを推奨していましたが時代の変化とともに難しくなってきました。
現在では防犯カメラを使って24時間録画することで防犯効果を高めます。
またもし侵入されてしまっても防犯カメラの映像が証拠になるので、迅速な対応が可能です。
AIカメラで泥棒の侵入を検知
防犯カメラは録画映像を見返して侵入者や異常がないか確認するものでしたが、近頃は防犯カメラにAIを搭載し、侵入者を検知しリアルタイムで通知する防犯カメラシステムも登場しています。
弊社では予め設定した「警戒エリア」に人が侵入するとスマホに侵入を知らせるAI人検知システムを取り扱っており、多くのお客様にご利用いただいています。
リアルタイムで通知するので、素早く警察に通報するなど迅速な対応が可能です。
時間差SNS投稿も効果的
泥棒はインターネットでも侵入先を物色しています。
SNS投稿は留守かどうかを泥棒に知らせているようなものです。外出先や旅行先からは時間差投稿をおすすめします。
個人で出来る住宅の泥棒対策
防犯カメラ
泥棒・強盗対策として、個人宅に防犯カメラを設置する方は増加しており、弊社でも多くの戸建て住宅にカメラを設置しています。
すでに泥棒被害にあってしまった方や、近所で空き巣被害があった方が対策として設置することが多いですが、車へのイタズラやご近所トラブル、ゴミやタバコのポイ捨てなど様々なトラブル対策として防犯カメラは設置されます。
泥棒は事前に下見をすることがほとんどだと言われているので、ターゲットになりにくい環境づくりが非常に重要になってきます。
被害にあってしまった場合も録画映像が強力な証拠となり、事件の早期解決に貢献します。
防犯フィルム
泥棒・強盗の侵入口として最も多いのが窓からの侵入です。
警視庁の発表によると、令和5年に発生した戸建て住宅への侵入経路の55.8%が窓からの侵入です。
ガラス破りという手口でガラスを割って侵入してくるのが基本の手法とされているため、自宅の窓の防犯対策をしっかり行うことが大切です。
防犯フィルムで窓を強化し、侵入に時間をかけさせることで、犯行を諦めさせる効果が期待できます。
侵入に5分以上かかると犯行を諦めると言われているので、防犯フィルムは非常に有効な対策です。弊社でも様々なガラスフィルムの施工を行っていますのでお気軽にご相談ください。
センサーライト
人が近付くと点灯するセンサーライトの設置も泥棒・強盗に対して有効です。
光で威嚇し、侵入を断念させる効果が期待できます。
また防犯カメラと一緒に設置することで、カメラの光源としても活用され、カメラとセットで設置する場合が多くあります。
比較的導入しやすい価格帯なので、まず何か対策をしたいという方におすすめです。
初期費用0円の家庭用防犯カメラレンタル
防犯カメラを設置するにも、どういった方法で導入すればいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
弊社ではレンタルと一括買取の2種類のプランをご用意しており、レンタルプランは初期費用0円・月額4,840円(税込)~防犯カメラが設置可能です。
防犯カメラは精密機器です。
もし故障してしまってもレンタル期間中は無償修理や消耗品の交換に対応していますので、長期間安心して防犯カメラをご利用いただけます。
泥棒に入られる確率 まとめ
泥棒に入られるリスクは都心部や山間部、集合住宅と一軒家など環境でも大きく変わります。
全体で考えると泥棒に入られる確率は3600件に1件ですがこれが毎年毎年再抽選されると思うと恐ろしくなります。
泥棒被害に遭わないために防犯4原則とSNSの時間差投稿で防犯対策をしっかりと行ってください。
必要に応じて防犯カメラやセンサーライトの設置など、自宅のセキュリティ強化をおすすめします。